(まるっこ国のふしぎな冒険)

🪐 第一幕:突然のぽよ

 [時間:ある夜のベランダ]

仕事、試験、コード、そして貯金計画。

そんなことばかり考えながら、ぼーっと星空を眺めていた。

「はぁ……いつになったら解放されるんだろう。」

王様がため息をついたその時——

突如、金色の閃光が夜空を駆け抜け、まっすぐこちらに向かってきた!

「えっ?その形、どこかで見たことがある。」

眩しい光が収まり、目の前には金色の星型の乗り物がふわっと着地していた。

そして、その上から……

「ぽよ!」

ピンク色の、もちもちした丸い生き物がぴょんっと飛び降りてきた!

「……カービィ!?」

「ぽよぽよ!(๑>◡<๑)✨(陛下!迎えに来たよ!)」

満面の笑みで手を振るカービィ。

その後ろには、金色の星がキラキラと光っている。

「え……地球を出ることが来た?ちょ、ちょっと待って!?」

「ぽよ?(なに?)ぽよぉ!(早く乗って!)」

王様がワープスターを見つめた。

このまま乗れば、地球に離れることになる。

仕事も、試験も、貯金も、家事も、全部…

人生をまったく違う方向へ動かすことになる

王様は一方、ワープスターに向かって足を踏み出したーー

が、次の瞬間

「いや、貯金まだあるんだ!せっかく貯めたお金を使い切らないと!」

「ぽよぉ!?(散財プラン!?)」

—————————————————————————————————

🍣 第二幕:地球脱出前日

「よっしゃ!貯金をゼロにするぞーー」

カービィが小さな手をぶんぶん振って、王様を見上げた。

「ぽよ!(おいしいものから)」

第一ラウンド:豪華グルメツアー 

特上うな重、神戸牛ステーキ、豪華なカニラーメン!

カービィは勢いよく口を開けると——

「スーーーーッ!!!」

一瞬で、カニも肉も麺もスープも、すべてカービィの口の中へと消えた。

「おかわり」「おかわり」「おかわり」…

10杯後

店員:「……お客様、本当にこんなに食べられるんですか?」

王様:「ふふふ、食い倒れ最高!」

第二ラウンド:カービィ専用グッズショップ

興奮しているカービィ:「ぽよぉ!?(全部カービィ!?)」

「カービィ等身大ぬいぐるみ10個ください!」

店員:「ええっ!?」

王様:「問題ありません!」

第三ラウンド:極上温泉旅行

星空を眺めながら露天風呂、温かいお湯に肩まで浸かる。

カービィは肩がないので、ぷかぷか浮いてる:「ぽよぽよ~♪(これは天国~♪)」

王様:「これこそが人生だ!」

第四ラウンド:遊園地貸し切り

ジェットコースター:「キャーーー!!」

カービィ:「ぽよぉぉ!(さいこうぅぅ!)」

お化け屋敷:「わぁっ!!」 → カービィ、幽霊を一瞬で吸い込む

スタッフ:「!?!?」

王様:「カービィ!食べちゃダメ!早く吐き出して!」

散財終了…

「よし、もう悔いなし!行こう!」

「ぽよっ!(≧▽≦)✨(ついに!)」

—————————————————————————————————

🚀 第三幕:会社の大混乱

翌日9時、会社

朝のオフィス、いつもと同じ風景ーー

パソコンのキーボードを打つ音、会話

だが、王様のデスク、空っぽだった。

「…あれ?」

上司はじっとデスクを見つめて、眉をひそめる。

「……彼女、まだ来てない?いつもこの時間ぴったりに出社してたのに」

同僚A:「まさか、バックレ?」

上司:「でも、先週まで普通に試験の勉強してたし…」

同僚B:「ですな、彼女は計画的な性格ですし、急に消えるなんて…」

皆:「Σ( ° △ °|||)(まさか……!?)」

最終的に、警察に通報された。

「行方不明ってことですか?」

「ふむ…じゃあ、監視カメラまず確認しましょう!」

刑事が腕を組み、考え込む。

会社付近、王様の自宅周辺の監視カメラが次々とチェックされる。

そして、ついに決定的な瞬間が映っていたーー!

金色の星型の飛行機に乗り込む王様と、隣に座るピンク色の謎の生物。

そのまま夜空へ飛び去る二人(1人と1ボール)……

刑事:「え?」

上司:「……」

同僚:「……」

刑事:「は?」

刑事は何度も巻き戻し、再生し、停止し、拡大し、画面を見つめた。

上司:「宇宙に行ったかしら?」

刑事:「いやいやいやいや…こんなのリアルのか?このピンク色のやつ、なに?」

「…これは、行方不明届を出すべきなのか?」

上司:「まあ、どう考えても自分の意思で行ってますよね。しかも、退職連絡もしていないです。」

刑事:「……」

—————————————————————————————————

🌟 第四幕:宇宙の果てに待っていたもの

到着:カービィ王国

ふわふわの雲、きらめく星空、もちもちの草原——

ワドルディたち:「わぁにゃ!(陛下!ようこそ!)」

メタナイト:「……ついに来たか。」

王様:「みんな……なんて可愛いの!?(º﹃º )クールなメタも」

しかし、その時、異変が起こる——

「……なんか、体が変?」

手が、妙に短い。

王様は思わず自分の手をじっと見つめた。

いや、手というより、

小さく、まるっとした形の何か。

まるで、カービィの手みたいな…

王様が慌てて湖の水面へと駆け寄り、

映った姿を凝視した。

そこに映っていたのはーー

明らかに、カービィと同じタイプの1頭身の姿になった王様。

「ぽよ!(すぐなれるよ!)」

ワドルディ:「わにゃ!わにゃ!(陛下!めちゃくちゃ可愛い!)」

王様が赤面になった:「いや、なんで可愛くなるの!?」

一瞬、考えた。

会社?試験?貯金?……

全部、もう関係ない。

ふわっとした雲の上で、王様は新しい体を受け入れた。

「……まあ、仕事も試験もないし、いっか。」

カービィ王国の新生活、ここに始まる!

🌟 [THE END]🌟